普代村に移住して用意したものや、あったら良いなと思った物を20個ご紹介します。
1/車

一家に一台というより、大人一人に一台でしょうか。
移住した際、ペーパードライバーでしたが、村内の道路は走りやすいと感じます。
買い物や通院、余暇等で三陸道(高速道路無料区間)を日常的に利用しています。
都市部と違って、「駐車代がかかること」、「渋滞が起こること」は滅多にありません。
普代周辺の道路は景観がよく、ツーリングでも人気です。
●車を選ぶポイント
◆四駆であること
◆免許によりAT・MT
◆軽自動車か普通車か
※軽メリット
小回りが利く!
税金や保険、高速料金が安い!
車体が軽い分、燃費が良い!
※軽デメリット
車体が軽く、横風に弱い。
加速が弱いので高速運転が疲れる。煽られることも。
万一の事故で破損が大きい傾向。
◆乗り換えなら車検の時期とタイヤの互換性◆乗車人数・荷物
◆燃料の種類/
(ガソリン、ハイブリット、プラグインハイブリット、電気、軽油:ディーゼル)
電気なら周辺の充電スタンドの有無を確認しておきましょう。
燃料の種類により、燃料自体の価格や税金、オイル交換料金が変わってきます。
※小まめなオイル交換が推奨されるのは
ハイブリット車、ターボ車、アイドリングストップ車など
◆価格/
※ランニングコスト(整備、燃料、税金、保険)も含め総合的に判断しましょう。
⇒目安:税金、燃費、年式、走行距離など
※自動車関連税制は、経済産業省のHP等で紹介されています。
(その他)

□車高:高いと見通しがよく運転しやすい。
一方、風にあおられやすい。(三陸道は横風注意の箇所が多いです)
□ドア:買い物のときや子どもの送り迎えのとき、スライドドアが便利です。
風の勢いでドアが開き、ぶつけてしまう「ドアバン」が防げます。
一方、スライドドアは重いので、燃費は悪くなります。
□色:同じ車種でも変わった色の方が安いです。⇔下取り価格も安いです。
※人気があるのは白。
濃い色の車に乗っていると、ドアの爪傷など細かな傷や、
冬場に付く融雪剤の汚れも目立ちます。
車の色が濃い方が、冬場にガラス凍結の融解が少し早いです。
逆に夏場は温度が上がりやすいのが難点。
アブが寄りやすいように思います。

<小さい傷のリペア>
小さい傷は、自分で簡単にカバーできます。サビ予防のために、傷は放置しない方が良いです。
水をかければ消えるような傷は、コンパウンドで磨くだけでOK。
◎用意する物:アルコールなどの脱脂剤、プラトレー、車の色にあったタッチアップペイント(筆付きでも、付属の筆は使いません)、竹串、磨くためのコンパウンド
傷の周りをきれいにする。
アルコール等で脱脂する。
タッチアップペイントは傷に直接つけず、プラトレーに垂らして少し置き、粘度を上げる。
竹串の先に3の塗料を取り、傷を埋めるように置いていく。
完全に乾かす。
コンパウンドで磨く。

<乗り換え or 乗り潰す!?>
乗り換えは、支払い完了時、不調を感じたとき、修理が必要なとき、ライフスタイルに変化があったときなどに検討してみてましょう。
車のセールは年末や決算期、モデルチェンジ時です。
税金に影響が出る登録日にも注意しましょう。
2/カー用品

シーズンオフのタイヤ、スノーブラシ、ウォッシャー液、洗車用ブラシやクロスなど。
3/(完全自動運転)

夢の話です。ここまであれこれ書きましたが、車社会であることが、移住やUターンの課題にもなるだろうと思います。
いつか完全自動運転の世の中になったら、移動の不安が無くなり、物流コストも下がって、地方の暮らしががらりと変わるかもしれませんね。
4/暖房器具
海沿いなので岩手県内陸より暖かいものの、冬には暖房が欠かせません。
我が家には、ファンヒーターとセラミックヒーター、薪ストーブがあります。
ファンヒーターの温風は、省エネダクトを使えば、コタツにも引き入れられます。
コタツの電気なしで、かなり温かいです。
燃料が灯油の場合、灯油缶とポンプが必要です。
灯油は、暖房のほかお風呂の給湯にも使われることがあります。
住まい探しの際に確認してみましょう。
5/クーラー・扇風機
夏場は、天然のクーラー「やませ」で涼しい普代ですが、小さいお子さんがいる場合などクーラーが必要です。海から近いほど、やませの恩恵を感じられます。
6/掃除道具

竹ホウキやナイロンホウキ:砂埃、落ち葉のほか、粉雪の除雪に使います。
チリトリやテミ(手蓑):用途によって大きさや取手の有無などを選びましょう。
ブロワ:広範囲に落ち葉が溜まるとき、吹き飛ばす道具です。
洗車時の拭き上げ替わりになります。
7/長靴

畑仕事や洗車、釣りなど、長靴が必要です。作業に適しているか、脱ぎ履きしやすいかがポイントです。短いガーデニングブーツは、履きやすいのですが土が入ったり虫刺されしたりします。
歩きやすさを重視して、地下足袋(ゴム製)を履く人もいます。
雪はりの時は、スパイク長靴だと滑りにくいです。
用途ごとに増えていく長靴。さっと履けて、見栄えの良い片付け方を模索しています。
8/雪かきの道具

スノーダンプ、スノープッシャー、金属製角スコップなど。
9/土間、ガレージ、倉庫

室内では保管できないような物を置いておける場所が必要です。
上記の物のほか、シーズンオフの薪ストーブ用品、プランター、自転車など。
10/屋外水道

窓掃除、洗車、畑仕事(道具の手入れ、収穫した野菜の泥落とし)などのとき必要です。
11/ブルーシート

タイヤの保管、薪や乾物の雨除け、草刈りのときの飛散防止、剪定した枝の掃除に。
うっかりガラスを割ってしまったときの応急処置にも使用できます。
12/刈払い機(草刈り機)

除草は、とても手作業では及びません。燃料の種類、使いたい刃の種類、回転数、重さなどによって選びます。
ナイロンカッターは金属刃では難しい箇所で使用できますが、砂利を敷いている場所では飛び石の危険があります。作業前に周囲の安全確認を。
作業者にも飛んでくるので、ゴーグルや前掛けなど着用して行いましょう。
「どれを選んでいいか分からない!」という方は、ユーザーに聞くなどして情報を集めたり、ホームセンターでレンタルできることもあるので使い心地を試してみましょう。
13/ノコギリやチェーンソー

ストーブ用の薪づくりや、庭木の剪定に使います。
枝が茂って見通しが悪くなっていると、獣やハチが寄りやすくなります。
14/脚立

煙突掃除、雨樋の掃除、木の剪定などに使用します。
15/畑の道具

スコップ、シャベル、クワ、バケツ、草刈り鎌、ジョウロ・リールホース、一輪車など。
16/物干し場

ワカメ、魚、夕顔、干しシイタケ、干し芋、干し柿、クリ、クルミなどを干す場所があったらいいなと思います。予期せぬ雨にあたらないよう、ひさしのある場所が良いです。
吊るす:干し網、ピンチ(ワカメやかんぴょう)、糸・紐(干し柿)、藤の枝(凍み大根)
※干し柿は、繰り返し使える鎖状のクリップも売られています。
たくさん干したいときは、ビニールハウスにゴム紐を渡して吊るしました。
また、フォークリフトの先に紐を渡してイカを干しているのを見たことがあります。
どうすれば出来るか、知恵を絞ることも田舎暮らしの面白さではないでしょうか。

置く:干しザル、メッシュ番重、干しかご←角材とネットで手作りする方もいるようです。
ビールケースなどの上に置いて使います。
17/ストッカー

食糧の保管に、ストッカーがあったらいいなと思うことがあります。
土間に、根菜などを土中保管できる設備を備えたお宅もあります。
※土中保管は、底がコンクリートだと出来ません。
18/ソーラーライト

暗くなって帰宅したときに、灯りがあったらいいなと思います。
19/除湿機

雨天・冬場の洗濯や風通しの悪い部屋の除湿・乾燥に使っています。
カメムシの入ってこないサンルームがあったら夢のようです。
隙間がある限り、奴らは入ってくるのでしょうね・・・
20/薪の保管棚

前に住んでいた方は、家の側面に直置きで保管していましたが、薪が地面に接していると白アリが寄りやすくなるそうです。
おわりに
道具をそろえ、使いこなし、手入れできるようになることで、普代の生活に馴染んでいくように感じます。
いつの日か、“普代玄人”に。