
自然豊かな普代村での暮らし
ちょっと気を付けたい春・夏の虫について対策をご紹介

●アリ
暖かくなると、ときに大量発生するアリ。
経路に毒エサを置くなどして駆除し、隙間があれば塞いでしまいましょう。
予防では、アリのエサとなる物を置かないことが大切です。
<密閉して保管しましょう>
甘い飲み物⇒洗った空き容器にも寄ってきます。
果物⇒皮などを流しの生ごみ入れに、長時間置かないようにしましょう。
ケチャップ⇒テーブルに置き忘れたら、フタの隙間から大量に侵入したことがありました。
このほか「シャボン玉液」や「子ども用歯磨き粉」にアリが集まったことがありました。

●ハチ
普代村では、さまざまなハチを見かけることがあります。
その中で、注意したいのは「スズメバチ」です。
〜ハチが寄ってきやすい条件~
▽警戒される
「大声」「手で払うなどの動き」「ひらひらした服」「濃い色の服」
※紫外線吸収剤入りの日焼け止めを塗った部分はハチから黒く見えています。
▽寄ってくる
「洗濯の時、蛍光増泊剤入りの洗剤を使う」「洗濯の時、香の強い柔軟剤を使う」
ハチは紫外線や動き、匂い、音などを頼りに行動しており、上記の条件があると攻撃を受けやすくなります。
⇒ハチが追いかけてきたとしても、急に刺すことはほとんどありません。
刺されないためのポイントは、落ち着いて、静かに離れること!
ハチに「敵ではない」と伝えるためです。
「ほら、怖くない👩」ぐらいの気持ちで頑張りましょう。
ハチは「ゆっくりした動き」と「真下」が見えづらいので身を低くして、そっと後退すると良いです。

<駆除する場合>
ハチを潰すと、そのニオイによって仲間が集まってくることがあります。
駆除はスプレーがおすすめです。
スプレーは巣の対策を目的として数十秒で全て噴射されるものがあります。
商品説明を確認してから購入しましょう。
虫対策商品の中で、ハチ用は高額です💦

村内で、スズメバチをよく見るのは「栗の木」周辺が多いです。
近づく際には、羽音がしないか確認しましょう。
庭に栗の木がある場合、スズメバチが活動しない冬から春までの間に「オオクリアブラムシ」の卵がないか確認し、駆除しておきましょう。
アブラムシが分泌する甘い液を求めてハチがやってくるからです。卵は、黒ゴマに似ていています。
広がらないよう、卵のうちに駆除しましょう。
\注意/

シトラス系のニオイはハチを呼び寄せる可能性があります。
蚊用の虫除けに、レモングラスの精油が入っていたので同じ精油入りの車の芳香剤、マスクスプレーを使ったところ、ハチが執拗に追いかけてきました。
◎シトラス系のニオイは、巣の位置を仲間に知らせるニオイに似ているんだとか。
聞いてないよ…
このほか、整髪料などに使われる「ゼラニウム」もハチが寄ってくるニオイなのだそう。
虫除けのつもりがおびき寄せていたんですね。
もうトラウマです。

●アブ
ハチと間違いやすいのは「アブ」です。
対策は真逆で、、、
[ハチ]⇒手で払わない。(刺激しないことが大切)
[アブ]⇒飛んで来たら払います。(止まられないことが大切)
見分けるポイントは飛び方。
眼が大きく、ずんぐりしており、直線的に飛ぶのが「アブ」です。
夏頃から発生し、特に車の排気ガスに集まります。
初めて見たときは、驚きました。
エンジンを止めたら3分程度で落ち着きます。

車に入ってしまったら、、、
【走行中】
窓を全開にすれば、数分で外に出ます。
車内では上手に飛べず、被害を受けることは少ないので落ち着いて運転しましょう。
【停車後、車から降りる場合】
閉め切ってしまえば、暑さでお亡くなりになります。
電気自動車だと、アブは集まらないのでしょうか…

●ブヨ
茂市周辺などでは、きれいな水辺に生息する「ブヨ」も出ます。
刺された直後は、ほとんど「かゆみ」や「痛み」はありません。
そのまま放置すると、ひどく腫れて、数週間苦しむ人も・・・。
\噛まれた直後の素早い対処が大切です/
刺されると、腫れた皮膚の中央に赤く小さな傷ができます。
幹部をしぼって毒素を出し、流水でよく洗い流しましょう。
そのあとで、抗ヒスタミン系の薬を塗ります。

●ムカデ
我が家では、年に数回、小さなムカデを見ることがあります。
毒があるので、気を付けて対処しましょう。
「叩き潰す」方法はオススメできません。
ムカデは足を切り離したり、再生することができるからです。
火ばさみ等で動きを封じてから、「凍らせて駆除するスプレー剤」や熱湯もしくは、ドライヤーの熱風をかけて駆除しましょう。

多様な虫の存在は、豊かな里山の証です。
例えば、秋にマツタケが豊富に採れる普代村は、アカマツに産卵する春ゼミがいて、それを食べる「モンスズメバチ」がいます。
ちょっと怖い虫も対処法を知れば安心です。